サピエンス全史(上) ユヴァル・ノア・ハラリ

サピエンス全史(上) ユヴァル・ノア・ハラリ

 

 

今までにない強烈な衝撃を受けました。

 

僕たちホモ・サピエンスは、ネアンデルタール人を滅ぼして生き残った。

その鍵となったのが『認知能力』。
サピエンスは虚構(フィクション)を作り出すことで「共通の信じるもの」を生み出して団結することができた。

共通の信じるもの、例えば、宗教や法律で国が成り立っていることが良い例でしょうね。

もしそれらがなかったら、国を統一することがいかに難しいかが想像できます。

 

様々な民族が大陸各地へ移動していった結果、そこの生態系はくずれ、大多数の動物が絶滅に追い込まれた。

 

やがて農業革命が起こると、大量の食料を確保できるようになり、サピエンスは繁殖し続け大きな村となっていった。

しかし、狩猟採集と違って農業は過酷で、明らかに1日の労働時間が増えてしまった。

働きすぎは今に始まったことではないんですね。

 

やがて人類は帝国主義に走り、大きな権力・武力を持った国が、より良い世界を作ると正当化された理由のもと、各地を征服していきます。

 

世界はどうなっていくのだろうか。
下巻では、いよいよ科学革命がやってきます。

科学が急速に進歩したのは、ここ数百年の話。250万年の人類史で見れば、科学革命は非常に短期間で起こっています。

その間に、いったい何が起こったのか。下巻を読むのが楽しみです。

 

あなたの常識を木っ端微塵にしてしまう本書、おすすめです。

あなたの常識に向けて、核ミサイル発射しました。