メモの魔力 前田裕二

メモの魔力 前田裕二

 

 

メモはただ単に自分の覚えておきたいことを記録しておくだけでなく、物事の本質を見抜いたり、自分自身を深く知るために活用すべきである。

 

そこで重要となってくるのが、著者が語る『ファクトー抽象化ー転用』のプロセスである。

事実を記録し(ファクト)、そこから導き出される本質を捉え(抽象化)、日常の別のシーンにも適用できないか(転用)を考える。

 

ファクト
なるべく時間をかけずに筋トレしたいので、ジムで筋トレをする

抽象化
時間を有効的に使いたい。

転用
テレビを見る時間を減らし、勉強の時間を確保する。

 

日常のあらゆるシーンでこのプロセスを辿ってメモすることにより、新しいアイデアを得たり、自分を深く知ることができる。

 

著者はこれを毎日、常にやっている。
僕も5、6年前からメモするようになったが、ここまでではない。

 

もっとメモをしよう。
自分の感情をメモすると感情の安定にも繋がるので、メンタルにも良い。

 

瞑想によってマインドフルネスを鍛え、『いまに集中』して、今の感情や今置かれている状況にもっと注意を向ける。
それからメモをしていくと、更なる気づきを得られると、僕は思う。

したがって、個人的には瞑想とメモの同時進行がおすすめ。

 

 

 

メモが貯まる頃には、そのメモは自分自身の取扱説明書であり、アイデアが詰まった魔法の書になっているだろう。

もちろん、行動しないことには、魔法も何も起こりはしないが。