【運動せずにはいられなくなる】脳を鍛えるには運動しかない ジョンJ・レイティ
ウォーキングでもジョギングでも何でもいいです。
あなたには運動の習慣がありますか?
学生の頃は部活に励んだり体育の授業で定期的に運動していますが、大人となった今ではプロスポーツ選手やスポーツに関係する職業ではない限り、自分で時間をとることでしか運動する機会がないのがほとんどでしょう。
「運動=体型を維持できる」のイメージが強いと思いますが、本書を読めば体型の維持以外の運動による大きなメリットを知ることができます。
運動したくなるに違いありません。
本書の中から、以下の4つをざっくりまとめました。
・脳のポテンシャルを使い切る
・自分自身の操縦桿を握る(自制心)
・鋼のメンタルを手に入れる
・さらば認知症
この記事を読み終わる頃には運動の凄まじいメリットに驚き、本書を読みたくなってるかもしれませんね。
さっそく参りましょう。
1・脳のポテンシャルを使いきる
全体の成績がよろしくないアメリカのある学校で、その日の最初の授業を体育に変えて毎日行ったそうな。
すると、しばらくすると学校全体の成績が上がり、肥満率が一桁台まで下がったそうな。(アメリカの肥満率は約18%)
どういうわけかというと、運動をすると脳を活性化するBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が脳に分泌されるので、集中力や記憶力が高まり、ほかの授業の効率も上がるというわけ。
つまり、成績を上げようと体育の授業を削る学校は、逆のことをしているということになる。
これを応用して、スタンディングデスクとステッパーで歩きながら作業や読書をしてるのがメンタリストDaiGoさんや、年間5000本以上の研究論文を読むパレオさんこと鈴木祐さんなんですよね。
僕も真似して、ブログ執筆や動画編集、読書の効率がアップしました。
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2・自分自身の操縦桿を握る(自制心)
ADHD(注意欠如・多動症)の人に運動をさせると症状が軽くなったそうな。
ADHDなどは脳の一部の機能が正常に働いていないということ。そこで運動することによって、脳が活性化するのでそれらの症状が軽くなるという仕組み。
これはADHDの人に限らず、運動をすれば脳機能が最適化されるので衝動性を抑えられたりなど自制心が向上する。
自分自身のことをコントロールできるという自信にもつながり自己効力感が増す。
ちなみに、自分の人生を自分でコントロールできるという自己効力感が高いほど幸福度も高いことがわかっている。
3・鋼のメンタルを手に入れる
うつ病患者に運動させたところ、薬物療法よりもいい結果が得られたそうな。
メンタル病んでる人にありがちなのは「反芻思考(同じことを繰り返し考え続けること)」で、それを防いでくれるのが運動なのである。
ランナーズハイという現象があるように、運動することで脳内に快楽物質が分泌されるので薬物依存症の人たちにも効果があるそうな。
落ち込んだらまずは運動せよ、って感じですな。
さらば認知症
スポーツ選手が引退後にぶくぶく太っていくのをよく見るように、人間の機能は使わなければ衰えていきます。これは脳も例外ではありません。
歳を重ねるほど新しいことを学ぶ機会や運動する機会が減っていきます。
これでは認知症になるリスク大です。
今あなたがまだそんな歳じゃないからって他人事ではありません。明日は我が身、ですよ。
認知症の恐怖を煽ってしまいましたが、定期的に運動をすることで脳が活性化され、認知症のリスクを2倍も3倍も下げられるのです。
しかも1日10分のウォーキングでもその効果が得られるので、運動しないわけにはいきませんよね。
認知症患者でも運動のメリットはある程度あるそうですが、予防するに越したことはありません。
運動しときましょう。
まとめ
いかがでしたか。少しは運動しようって気になりましたかね。
2、30分も時間が取れないよーって人のために、1日4分からできる最強の運動法『HIIT』なるものもあります。僕も2日に1回はやってる運動法です。
本の中では運動によってどんなことが起こったのか、脳がどんな働きをするのか、というのがもっと詳しく書かれています。
もし興味を持ったのなら、一読されることを強くおすすめします。
瞑想もそうですけど、それをやることによってどんな効果があるのかを知ると、それを続けるモチベーションが全然違います。
これも習慣にする要素のうちのひとつではないでしょうか。
不老長寿を目指してがんばっていきましょ。
最後に、日本じゃありえないほどのすごい体験ばっかりした僕のバリでの冒険記の紹介です。
『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。
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