村上春樹さんの小説で、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の続編ですが、前三作を読んでいなくても楽しめると思います。 前三作に比べ、主人公「僕」の行動範囲も物語の展開も大きくなります。その中で「僕」が体感する圧倒的な「喪失感」と「孤独感」。 読者である僕は主人公の「僕」に自分自身を投影してしまい、「僕」のあらゆる感情が感じられて、胸 […]
「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」、村上春樹さんのデビューからの3部作を読了しました。 以前に読んだことのある「ノルウェイの森」の世界観を、村上ワールドを、思い出しました。 そこにあるものは圧倒的な喪失感。 著者が違うので当たり前なのですが、新海誠さんの「秒速五センチメートル」とはこれまた違った喪失感でした。 & […]
『言の葉の庭』に続き、新海誠ワールドにお邪魔させていただきました。 今回は、『秒速五センチメートル』です。 この小説は、 第一話「桜花抄」 第二話「コスモナウト」 第三話「秒速5センチメートル」 の短編3話から成っています。 「桜花抄」 小学生の明里と貴樹がお互いに「他人にはわからない特別な想い」を抱 […]
私は、あなたを失って、初めて気づかされました。こんなにもあなたの存在が大きいということを。 振り返ると、四六時中、いつもあなたに頼りきっていました。 私は、あなたがいないと、ほぼ何もできません。 朝も起きれないし、夜も安心して眠れない。 友達と会うこともできない。不安でトイレにすら行けない自信がある。 あなたを失っ […]