良好な人間関係を築き、ストレスを軽減する方法
- 2020.05.04
- 実践コミュニケーション術
- コミュニケーション, 心理学
どうも、ゆうまです。
二十代前半までは、典型的な内向型で人見知りのコミュ障でした。
今までの僕のコミュニケーションの方法は、相手との争いを避けたいがために、自分の思考や感情を押し殺して相手に合わせるというものでした。
最初のうちは問題なくても、それが原因で長期的なつきあいでは大きなトラブルに見舞われました。
今回僕が紹介するコミュニケーション術『アサーティブネス』は、友人や恋人、家族、会社の上司や部下など、どんな間柄でも良好な人間関係を築く上で欠かせません。
それでは、さっそく参りましょうか。
アサーティブネスとは
アサーティブネス(もしくはアサーション)は、自分の感じ方や考え方を、相手を尊重して(相手を傷つけないように)伝えることです。
心理療法の中で発展してきたコミュニケーションの方法です。
どうですか?
あなた自身はできてますか?
僕は相手に合わせて自己主張をしてこなかったので、全然できてませんでした。
次に、3タイプの人のコミュニケーションのとり方を見てみましょう。
3タイプのコミュニケーション
僕たちのコミュニケーションのとり方は、以下のように大まかに3タイプに分かれます。
①攻撃型
自分のことは尊重するけど、相手のことは尊重しない。相手への思いやりが足りない。
【例】怒鳴りつけるなど攻撃的な口調、威圧的な態度で話す。
感情的に話すので、最悪の場合は相手も同調して戦争が勃発する。
②受身形
相手のことは尊重するけど、自分の思考や感情を尊重しない。
【例】不満があるけど、ここは黙ってたほうが丸く収まるな。
黙ってても思考や感情は消えるわけではないので、少しずつ不満が蓄積して、限界に達すると大噴火を起こす。
③操作型
はっきりと主張はしないが、態度で相手を操作しようとする。
【例】無視する。嫌味な声のトーンで「ありがとう」と言う。
相手に自分の思考や感情を伝えているわけではないので、問題は解決しません。
あなたはどのタイプでしたか?
これまでの僕はあまり自己主張してなかったということで、受け身型ですね。
自分がどのタイプかわかったら、次はどうしたらいいのかが気になりますよね。
それでは見ていきましょうか。
4の重要ポイント
では、どんなポイントに注意してアサーティブネスを実践したらいいのでしょうか。
まずは、アサーティブネスにおいて重要な4つのポイントを紹介します。
①誠実
アサーティブネスにおいて相手のことを尊重するのはもちろんですが、自分のことも尊重しなければなりません。
湧き上がってくる感情は消せるものではありません。
自分がどう感じているのか、どう考えているのかを明確にしましょう。
②率直
にらみつけるだけではあなたの怒りは伝わっても、どうして怒っているのかまでは伝わりません。
嫌味や皮肉を言っても、相手にあなたの考えは伝わりません。
相手が理解できるように、具体的に、簡潔に伝えなければなりません。
③対等
社会では親と子、先輩と後輩、上司と部下、などの関係性がありますが、それらは役割でしかありません。
僕たちは対等で、ひとりひとりが人間として生きるのに平等な権利が与えられています。
相手を見下してはいけませんし、卑屈する必要もないのです。
④自己責任
自分が取った「伝える」、「伝えない」の行動は、あなた自身の決断です。
その行動によってどんな結果になっても、自分の決断に責任を持ちましょう。
以上がアサーティブネスにおいて重要な4つのポイントです。
では、どのように実践したらいいのでしょうか。
実践してみよう
攻撃型、受け身型、操作型のどのタイプの人も、まずは、ノートに書き出すことがおすすめです。
書くことは心理療法でも使われている手法であり、思考や感情が整理できてメンタルの安定にも良いとされています。
以下にポイントをまとます。
①客観的に見た状況
あなたの評価や印象ではなく、客観的事実を書く。
【悪い例】私の夫は家事を手伝わない怠け者だ。
【良い例】私の夫は皿洗いをしない
②それに対するあなたの感情
その客観的事実によって、あなたにどんな感情が沸き起こったのかを書き出す。
【例】自分はがんってるのに、少しも手伝わない夫に怒りを感じる
③どうして欲しいかを伝えるのか
どう行動してほしいのか、感情を伝えるのか伝えないのかがポイントになってくる。
【例】家事全部をひとりではできないから、皿洗いだけでも手伝ってくれるととても助かるわ
相手に自分の思考や感情を伝える際には、相手の理解レベルに合わせて話すことが大前提だ。
いくら家族や恋人とはいえ、僕らはその人自身ではないから言葉で伝えないとわからない。
日本では『察する(空気を読む)』というものがあるが、僕は否定派だ。
なぜなら、専門家でさえ感情を読める確率が6割未満だと言われているからだ。
そもそも僕たちは、自分の考えや感じ方を言葉にすることでさえうまくできてないのに、それを100%相手に伝えるとなるとさらに難しい。
小説や映画でさえ人によって感じ方や感想が違うのに、日々のコミュニケーションで同じことが起こらないはずがない。
コミュニケーションとは他者ありきなので、相手に伝わらないと意味がない。
それを頭に入れておくだけで、良好な人間関係を築きやすくなるのではないだろうか。
まとめ
コミュニケーション能力は、人と会う回数を増やすことで多少は改善されるかもしれないが、具体的な方法や知識を知らないと、劇的な改善は見込めないんじゃないでしょうか。
今回の記事が少しでもあなたの役に立てば幸いです。
相手に伝えることも大事だし、相手のことを理解しようとする姿勢も大事ですね。
アサーティブネスを実践していきましょう。
ただ、今回の記事はアサーティブネスのほんの一部に過ぎないので、もっと詳しく知りたいという方は、本を一読することをおすすめします。
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