第80話 やんちゃな爆弾テロ
僕が目を覚ますとリッキーがいなくなっていた。 まだスカイガーデンに行くには早いようだが、僕をおいて先に行ってしまったのだろうか。いや、そんなことはないはずだ。 隣でパソコンをいじるゆうやにリッキーの行方を聞いてみると、少し前に酒を持って部屋を出ていったとのこと。 なに、さては僕を差し置いて酒を独り占めする気だな。 暴れ馬のようなスクーターに死 […]
人生一度きり。やらかしちゃおう。笑
僕が目を覚ますとリッキーがいなくなっていた。 まだスカイガーデンに行くには早いようだが、僕をおいて先に行ってしまったのだろうか。いや、そんなことはないはずだ。 隣でパソコンをいじるゆうやにリッキーの行方を聞いてみると、少し前に酒を持って部屋を出ていったとのこと。 なに、さては僕を差し置いて酒を独り占めする気だな。 暴れ馬のようなスクーターに死 […]
僕とリッキーは大晦日を定番のナイトクラブで過ごすことに大筋合意して、クタのナイトクラブを探すことにした。 大晦日は静かに過ごしたいとゆうやは部屋に残った。3人グループとなってしまった今、心置きなく休めるベストなタイミングに違いない。 情報通の僕は、僕の独自の情報網ーーーグーグルというのだが、を使って、クタではSKY […]
15分ほどスクーターを走らせると、僕たちはチアゴファミリーが宿泊しているホテルにたどり着いた。 「ホテルについたよ。さあ飲もうじゃないか」 僕はホテルの前からチアゴにメッセージを送った。 5分経過・・・応答なし。10分経過・・・応答なし。30分経過・・・よし、帰るか。 結局、チアゴから返信がなかったので、僕たちは宿 […]
今、クタで家族でディナーを食べているところだけど、良かったら一緒にどうだい、というチアゴからのメッセージがあった。 なぜ僕がバリにいることを知っている、僕の動向を逐一Facebookでチェックしているな、さては、オレの隠れファンか、とも思ったが、チアゴはクリスマス休暇で家族でバリに来る予定で、僕とゆうやがバリに来ることを前から知っていたので、 […]
マルセロがいなくなると少ししんみりとした空気になったが、せっかくバリに来ているのだからとことん楽しむべきである。 僕たちは気持ちを切り替えて、明日の大晦日を楽しく過ごせる場所を探すことにした。 観光客に人気で、僕たちがバリで最初に行ったクタのセガラビーチに来た。 相変わらずクタは観光客で賑わっていて、あちこちカップルや家族連れが […]
サヌールに到着したら、僕たちが行くところはやっぱりインディホテルとなる。 というのも、調子に乗った僕たちは、ウルワツへ出発する前に必要なものだけ持っていくために、残ったものをインディホテルに預けていたからである。 すでに常連化している僕たちだから、荷物を預かってもらうという好待遇を受けた。 とまでは、いかないまでもホテルのスタッ […]
15分ほど待って雨が止むと、待ってましたとばかりに僕たちは宿へ向けて出発した。 宿につくと、真剣な表情のアレックスが話したいことがあると全員を集めた。 なんだなんだ、まさか、ビビと結婚します(長い間付き合っているけど、まだ結婚はしてないらしい)とか言うんじゃないだろうな。祝福のリアクションを用意しておかねば、と僕は身構えた。 & […]
翌朝、僕が目を覚ました頃には、すでにマルセロとタイサはいなくなっていた。二人とも寝坊せずに無事に出発できたようだ。 残ったメンバー(僕、リッキー、ゆうや、アレックス、ビビ)全員で朝食を食べて、午前中で少し観光をしてからお昼前にサヌールへ出発する予定となった。 朝食のあとに僕たちは「シングル・フィン」へと向かった。 […]
サーフィンを終えて、僕たちはビンギンビーチから引き上げた。 すでにランチからだいぶ時間が立っていて、みな空腹なので、宿へ戻る前にディナーすることとなった。 特に1時間フルでサーフィンをした、正確にはほぼ漕いでいたのだが、僕の消耗っぷりといったらみんなの比ではない。特に、乳首の消耗、いや摩耗、いや、肥大ぶりは驚愕に値する。 以上の […]
1時間の内の9割をパドリングに費やした僕の腕は、今までに体験したことないほどにパンパンに張っていて、ただ体にぶら下がっているだけのようだ。 それでもボードを返しに行かなければならない。 すべての建物が高床式倉庫のようになっているので階段を上るのだが、これまた反り立つような急な傾斜になっていて、疲労困憊の僕に追い打ちをかけてくる。 途中で陸に上 […]