2020年

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神様に一番近い動物 ~人生を変える7つの物語~ 水野敬也

    久しぶりに「夢をかなえるゾウ」でお馴染みの水野敬也さんの本を読みました。   7つの話から成る短編集で、どの話にも水野さんらしいユーモアを交えつつ、話の最後には深く考えさせられる内容になっていました。   やはり水野さんの発想がおもしろいです。  

スットコランド日記 宮田珠己

    爆笑エッセイでお馴染みの宮田珠己さんの日常を綴った日記です。   あの面白おかしい表現は、なるほど、凡人と違った宮田さん独自の着眼点から来ているのか。 それがわかっただけでも、この本を読んだ価値がありました。   執筆スピードはそれぞれ異なるようですが、ほとんどの作家と同じように、やはり宮田さんも多読でした。   『ハンパない観察+多読+鬼 […]

オンリー・ミー 私だけを 三谷幸喜

    コメディ映画でお馴染みの三谷幸喜さんのエッセイ集です。 三谷さんが普段どんなことを考えて、どんなことをしているのかなどが赤裸々に綴られていて、とても身近に感じられました。     僕はエッセイを読んでいると、作家さんたちは普段からよく『観察』しているなと感心させられます。 普通の人なら気づかないようなことまで目を配り、しっかりと言葉で描写する。本当に […]

怪笑小説 東野圭吾

    笑える本を探していて、この本に巡り会いました。   僕にとって初めての東野圭吾さんの作品でした。   ブラックジョークというか、何というか、シュールで深みのある笑いでしたね。   あとがきでは、東野圭吾さんがそれぞれの話(短編集です)をどこから着想を得たのか説明があり、興味深いものがありました。   そのうち、東野圭吾さんの他の小 […]

超筋トレが最強のソリューションである Testosterone

    ツイッターで為になることをユーモアを交えてつぶやくTestosteroneさん。     本書でも安定のユーモアで筋トレの効果を面白おかしく語っています。   筋トレによって健康になりつつ自己肯定感を高め、メンタルが向上することで新しいことにチャレンジですね。   筋トレはやった分だけ目に見えて体に変化が起こるので、さらにやる気に […]

零戦撃墜王 岩本徹三

    先月、ジムでトレーニングしているときに、テレビで終戦記念日の特番か何かで、零戦のパイロットの写真が映し出されたことからこの本にたどり着きました。   僕は以前に『永遠の0』を読みましたが、今回は本物の零戦のパイロットの回想記で、著者のリアルな体験や感情などが書き表されていました。   車好きな僕には、零戦の特殊な『星形エンジン』が特に興味深かったので […]

【元祖プレイボーイ】《色事師》カサノヴァの青春 清水正晴

    生涯で1000人以上の女性とベッドを共にしたと言われる、世界的に有名な「元祖プレイボーイ」ジャコモ・カサノヴァ氏。   本書は、カサノヴァの生涯を記録した彼自身の著書「回想録」の解説的な内容でした。   現代の成功者の自伝本にありがちな失敗や汚点となるような内容を書かないといったことはなく、失敗も成功も、惜しみ無くありとあらゆることが書かれていました […]

【帆高、晴れるよ】小説天気の子 新海誠

    まず小説を読み、その後、レンタルされるまで待てないと思い、気がついたら映画館に足を運んでいました。   新海誠さんの作品は、小説では一人称(メインキャラクターのそれぞれの視点)、映画では三人称でストーリーが進んでいきます。   小説では、映画では伝えられないキャラクターの心境などの細かい描写があり、映画では、小説で伝えられない映像美があって、それぞれ […]

【公認小説】シャーロック・ホームズ絹の家 アンソニー・ホロヴィッツ

    コナン・ドイル財団公認のアンソニー・ホロヴィッツ氏によって書かれたシャーロック・ホームズシリーズ第一弾。   「シャーロック・ホームズ」シリーズの世界観が見事に再現されていて、僕も事件に巻き込まれた錯覚に陥ってしまいました。   ホームズのワトソンに対する有名な言葉で「君は見ているだけで観察していない。見るのと観察するのとでは大違いなんだ」というもの […]

【圧倒的な喪失感】ダンス・ダンス・ダンス 村上春樹

    村上春樹さんの小説で、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の続編ですが、前三作を読んでいなくても楽しめると思います。 前三作に比べ、主人公「僕」の行動範囲も物語の展開も大きくなります。その中で「僕」が体感する圧倒的な「喪失感」と「孤独感」。   読者である僕は主人公の「僕」に自分自身を投影してしまい、「僕」のあらゆる感情が感じられて、胸 […]

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