2020年

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【一番大切なことはここにある】星の王子さま サン=テグジュペリ

    ものごとは心で見ないとよく見えない、いちばんたいせつなことは目に見えない、と星の王子さまは教えてくれる。   本のストーリー、著者の言いたいことはわかる。しかし、今の僕にはなんか腑に落ちない。スーッと話が入ってこなかった。   だから、ものごとを心で見てみようと思う。五感で全力で、惰性ではなく主体性を持って、もっと感じて、観察して、考えて、ものごとと […]

【王道サバイバルストーリー】ロビンソン・クルーソー ダニエル・デフォー

    言わずと知れた世界的名作ですが、僕は初めて小説版を読みました。   ガリバー旅行記と同じ頃に出版された本書は、ガリバー旅行記の特徴である政治、社会批判と違って、宗教色が非常に濃く、主人公の信仰心が強烈に表現されていました。   今まで僕にとって「ロビンソン・クルーソー」といえば『児童書』というイメージでしたが、完璧に『大人向けの文学作品』の位置付けに […]

沈黙のWebライディング 松尾茂記

    たくさんのブロガーたちが勧めているブログなどのWebライティングに関する本です。   僕もようやく読むことができました。わかりやすい内容で、もっと早く読んでおけば良かったと思います。   ストーリー仕立てなので、本を読むのが苦手な人でも、漫画を読む感覚で楽しくWebライティングが学べますよ。   どんなに素晴らしい主張やストーリーであっても […]

モリアーティ アンソニー・ホロヴィッツ

    タイトルになっているモリアーティは、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズに出てくるホームズの宿敵で犯罪王。   物語は、ホームズとモリアーティのライヘンバッハの滝での一騎打ちの直後から始まります。(ホームズは死んだことになっているので今作では出てきません)   この小説はアンソニー・ホロヴィッツの著作でコナン・ドイルのものではありません […]

風の歌を聴け 1973年のピンボール 羊をめぐる冒険 村上春樹

    「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」、村上春樹さんのデビューからの3部作を読了しました。   以前に読んだことのある「ノルウェイの森」の世界観を、村上ワールドを、思い出しました。   そこにあるものは圧倒的な喪失感。 著者が違うので当たり前なのですが、新海誠さんの「秒速五センチメートル」とはこれまた違った喪失感でした。 & […]

職業としての小説家 村上春樹

    僕は、村上春樹さんの小説で「ノルウェイの森」しか読んだことがなかったけれども、ふと、古本屋で目について、気がついたら手に取っていました。(ちゃんとお金は払いましたよ)   この本から、村上さんの小説に対する強い思いと、飽くなき向上心、高い共感力を持った人間性が伝わってきて、村上さんにとても好感が持てました。   現時点での自己ベストの小説を書くがその […]

ガリバー旅行記 ジョナサン・スウィフト

    児童文学かと思いきや、実は、当時の世界情勢、人間の愚かさをユーモアを交えて罵る風刺小説だった。   第1話「小人の国」、第2話「巨人の国」、第3話「空飛ぶ島の国ラピュタ」、第4話「理性を備えた馬が支配する国」からなる旅行記。   ところどころ、下ネタや排泄物に関するネタが面白おかしく盛り込まれていて、クスッと笑えました。   変わり者の著者 […]

ときどき意味もなくずんずん歩く 東南アジア四次元日記 なみのひとなみのいとなみ 宮田珠己

    宮田珠己さんの本がおもしろい。   宮田さんの思考、発想、着眼点が独特で、脱力感あふれる文体が好きです。   宮田さんとは関係ありませんが、『ときどき意味もなくずんずん歩く』は、『52%調子のいい旅』の文庫版ということを知らずに購入してしまいました。   それも何か、宮田さんの仕業ではないかと思ってしまうのです。(罪をなすりつけて、すみませ […]

十五少年漂流記 ジュール・ヴェルヌ

    8〜14歳の15人の少年と犬1匹を乗せた船が、ニュージーランドからチリ沿岸の無人島に流されてしまい、2年間、自給自足の生活を送る。   その間にさまざまな事件が起こり、勇気や団結力で解決していき、ついにニュージーランドへの帰還を果たす。   この小説によって、僕も少しはサバイバルスキルが身についたと思いたい。 もし、海外旅行に出かけて、僕が乗る飛行機 […]

夢をかなえるゾウ 水野敬也

    久々に読んでみました。 ストーリー仕立ての自己啓発本ですが、読み物としても純粋に楽しめます。笑いあり、涙ありで、気がつけば本の世界にのめり込んでる自分がいました。   僕はこれまでに、著者である水野敬也さんのほとんどの作品を読んできました。   このシリーズで、水野さんのその後の作品でよく出てくる共通の表現がいくつも見つけられて、にわかファンにはわか […]

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