SUBARU R2 EN07(SOHC NA) ヘッドガスケット交換 オイル漏れ修理

SUBARU R2 EN07(SOHC NA) ヘッドガスケット交換 オイル漏れ修理

 

どうも、ユウマです。かれこれ10年くらい車イジリをしている素人です。

エンジンO/H以外のほとんどの整備を自分でやってきました。ゆくゆくはチューニングもですが、まずは自動車整備を極めることを目標にしています。(今のところ、板金は除く)

そして現在、「スバルR2 日本一周計画」進行中です。

 

こんな感じ↓

 

 

以前、ワコーズのスーパーフォアビークルでオイル漏れが止まったという記事を書きましたが、プラシーボ効果(思い込み)だったようです・・・すみませんでした。

 

1500キロから2000キロ走行すると、オイルレベルゲージ半分ほどオイルを消費していました。オイル交換する度に、エンジンのシリンダーブロックやミッションあたりにオイルがベッタリと滲んでいました。

よく見ると、エンジンのヘッド周りからオイルが漏れているようでしたね。

 

 

実は2年前に僕のR2のクーラント(冷却水)がクリーム色になっていた時期がありまして、そのときにヘッドガスケットを交換してみました。

その後、クーラントがクリーム化は改善されたようですが、ガスケットの当たる面の清掃が不十分だったのか、しばらくすると再びオイル漏れを起こしていました。

 

さっそく作業に取り掛かります。今回は、ついでに経年劣化しているウォーターホースたちも全交換です。

ヘッドガスケット交換だけで何も問題なく、手際が良ければ6〜8時間で終わるかと思います。僕は、ホース交換したりヘッドの吸気ポート研磨(排気側は、エキマニ修理のときに実施済み)したので、12時間ほどかかりました。

 

 

車のスペック

平成16年式 CBA-RC1 エンジンEN07 SOHC NA 5MT FF車

走行距離 25万キロ

 

必要な部品

 

・インマニガスケット 

・エキマニガスケット 

・マフラーガスケット 

・ヘッドガスケット

・インジェクターOリング(1つのインジェクターにつき上下で2個の合計8個)

 

 

 

最低限、これらは必要です。インマニとエキマニを外さなくても作業できますが、外さないパターンと外したパターンの両方の作業経験のある僕としては、外したほうが断然作業しやすいと思います。せっかくヘッドを下ろすんだから、ポート研磨したらいいんじゃないでしょうか。

 

これに加えて、ついでにタイミングベルト、ウォーターポンプ、テンショナーも変えたら楽だと思います。

 

作業手順

 

1.バッテリーのマイナス端子を外して、エンジンオイルとクーラントを抜く

 

2.ジャッキアップして右フロントタイヤとバンパーを外す

タイヤハウスのこいつも外したほうが作業しやすいですよ。クランクプーリーにアクセスしやすくなります。

 

 

3.エアクリボックス、エアインテークパイプ、アクセルワイヤーを外す

 

エアクリボックスは10ミリのボルト3つで止まっています。エアインテークパイプと分離して外します。ボックスをうまく取り出せたら、外し方を覚えていたほうがいいですよ。取付の際になかなか入らずにイライラしますからね。

 

 

スロットルを手で回してワイヤーを外したあと、固定しているプラスネジ2つを緩めます。一度も緩めたことがない場合は、固着している可能性もあるのでネジがなめないように注意してください。

 

 

 

4.クーラーベルトを外す

最初に、赤◯部分の調整ネジを固定している12ミリのボルト(調整ネジの下側)を緩め、10ミリの調整ネジを緩めてベルトのテンションを緩めます。

次に、黄色で囲っている3つの12ミリボルトを緩め、ベルトテンショナーを外します。

 

 

5.オルターネーター、ブラケットを外す

オルターネータの上部の固定ブラケット12ミリのボルト2個と10ミリ1個(黄色◯)を緩める。

次にオルターネーターの下側の12ミリ(14ミリかも)のボルトを緩める。このとき、ナットの役割を果たす金属?があるので、なくさなにようにする(なくしたらオルタ固定できません)

 

※カプラーと10ミリボルトで固定されている端子も忘れずに外しましょう。

 

 

 

 

オルタはステアリングギヤボックスの上など、安定したところに置いとく。(オルタを車体から抜き取るの難しいですよ)

 

オルタのブラケットは、12ミリ(だったはず・・・)のボルト4つを緩めたら外せます。上から1つ、下から3つにアクセスできるでしょう。

 

 

補足

オルタ外したことによって、通常なら届かないウォーターポンプにつながる短いホースにアクセスしやすくなってます。交換したほうがいいですよ。

 

6.イグニッションコイルを外す

プラグからプラグコードを抜いて、コイルのカプラーを外したらコイルのブラケットを外します。上側10ミリ1つ、下側12ミリのボルト2つ緩めると外れます。ついでにプラグも抜いておきましょう。

 

 

7.タイミングベルトを外す

 

クランクプーリーを外す

まず最初に、クランクプーリーの17ミリのボルトを緩める。クーラーベルトをエアコンコンプレッサーとクランクプーリーにかけて、ベルトの真ん中を結束バンドで固定します(回り止め)。スピンナハンドルで外します。固着してるならパイプで延長するといいでしょう。

 

 

 

タイミングベルトカバーを外す

10ミリのボルト6個くらいかな。

 

圧縮上死点を出す

再びクランクプーリーを取り付けて回して、写真のようにカムとクランクの印に合わせて、タイミングベルトに合いマークをする(これしないと、バルブタイミングがズレてエンジン壊しますよ)

 

 

カムスプロケットのボルトを緩める

クランクプーリーは外さずに、再びクーラーベルトをかけて回り止めして、10ミリのボルト3つ緩めます。

 

タイミングベルトを外す

外す前に、もう一度ベルトに合いマークしたか確認してください。ちゃんと合いマークしていたらベルトテンショナーを緩めて、タイミングベルトを外してください。

 

 

こいつを外す

カム角センサーがついてるこのカバーを10ミリのボルト3つ緩めて外します。

 

 

8.インジェクターを外す

インジェクターというより、デリバリーパイプを外します。

インジェクターを外す前に、O2センサー、ソレノイドバルブ、スロットルセンサーなど周りのカプラーをすべて外してください。インジェクターのカプラーも外してください。

デリバリーパイプは10ミリのボルト2つ緩めれば外せます。

 

インジェクターのOリングはあとで交換しましょう。インジェクターを外さなければ、ガソリンは出てきません。

 

 

 

 

 

インジェクターのカプラーを抜いている際、配線を引きちぎったと思いました。2番と3番だけは分離できるみたいです。セーフ。

 

 

9.インテークマニホールドを外す

インマニは上側に12ミリのナット2つ、下側に4つで止められています。ウォーターポンプ側から来てるホースとサーモスタット側から伸びるホースも忘れずに外しましょう。

インマニとスロットルを分離する必要はありません。時間があればスロットルも外して、あとでスロットルを洗浄してもいいと思いますよ。

 

 

オルタネーターを外しているので、下側のボルトも狭いながらもアクセスしやすくなっています。

 

10.エキゾーストマニホールドを外す

エキマニのスタッドボルトは折れやすいため、ちょっとずつ慎重に緩めてください。ここまで作業したらだいぶ疲れていると思うので、ネジ山にワコーズのラスペネ(効果抜群の浸透潤滑剤)をたっぷりかけて10分以上休憩してください。

 

 

 

エキマニは上側4箇所、下側3箇所が10ミリのナットで止められています。少しずつ緩めては締めてを繰り返して外したほうが良いでしょう。

 

 

エキマニの合わせ面は錆びて膨張していることもあるので、その場合はサンドペーパーである程度平らにしてください。

僕はエキマニ修理の際に、ネジ山修正をしてスタッドボルトも全部交換しています。そんなに高くないのでおすすめです。

触媒とパイプ側は12ミリ2本のボルトだったと思います。

 

 

下の写真は、以前にエキマニ修理したときのもの

 

 

 

 

 

 

 

11.エンジンマウントブラケットを外す

まずエアコンコンプレッサーの黄色◯14ミリのボルトを3本緩めて、コンプレッサーを避けておきます。

 

 

 

 

 

次にエンジンマウントとブラケットを分離するため、オイルパンをジャッキに当て木などして下からエンジンを保持します。

エンジンマウントと分離させる前に、黄色◯のブラケットの固定ボルト3本(14ミリかな)をちょっとだけ緩めます(最初の一番力が必要な部分だけ)。ついでに緑◯のオイルレベルゲージを固定している10ミリボルトも緩める。

それから赤◯の14ミリのボルトとナットを緩めます。その前に、しっかりとジャッキでエンジンを支えてくださいよ。

 

エンジンマウント自体は外す必要はありません。一番左側のボルトは軽く緩めるだけでオッケーです。ナット2つは外しましょう。

 

 

組付けの際は、ブラケットをエンジン側に仮止めして、ジャッキでエンジンを少しずつ上げながらエンジンマウントの穴に入れていくとやりやすいです。

 

 

 

12.ヘッドカバー(タペットカバー)を外す

10ミリのボルト6本を緩めてください。

 

 

 

13.ヘッドボルトを緩める

外側から対角線上に番号順に、少しずつ緩めてください。少し緩めたら次のボルト、少し緩めたら次のボルトというように、一本のボルトを一気に緩めないように気をつけてください。ヘッド歪むかもしれませんよ。

ヘッドボルトを緩めたら、ちゃんと元の配置通りに並べて保管してください。

 

 

 

 

 

組み付けるとき

ボルトのネジ山とワッシャーにオイルを塗って、外すのとは逆の順番(中央から締め付ける)で、一度29N・mのトルクで全部締め付けて、外す手順(外側から)で緩める。

次に再び中央から31N・mのトルクで締め付けていく。

一番外側のボルト4本以外(内側6本)を60°締め付ける。外側4本を45°締め付ける。絶対に締め付ける順番を守ること。

 

 

一応整備マニュアルも載せておきます。(ディラーからいただきました)

 

 

 

汚いって? 知りません!

 

 

角度締め

規定トルクで締めたあとの角度締めはこんな感じ

 

 

エンジンの状態

以前ヘッドをバラしたときと比べて、バルブ(写真撮り忘れました)やピストンの汚れが目立っています。25万キロという走行距離相応なんですかね。でも、相変わらずカムシャフト周りは、25万キロ走行とは思えないほど綺麗でした。やはりオイル交換をしっかり行っているからですかね。(5000キロ毎に交換)

 

 

 

 

 

合わせ面の掃除

インマニ、エキマニ、シリンダーヘッドとシリンダーブロックの合わせ面をオイルストーンでしっかりと掃除してください。でないとエアを噛んだり、オイル漏れをする原因となります。(僕みたいに。今回3回目のチャレンジですからね)

 

ある程度掃除がすんだら、シリンダーヘッドとブロックの合わせ面の歪み測定です。限度が0.05ミリなので、0.04ミリシックネスゲージが入らなければオッケーです。

ヘッドが歪んでたら、業者に面研してもらってください。シリンダーブロックの場合はエンジン載せ替え??

 

 

 

あとから気づいたんですけど・・・

ヘッドオーバーホールまではいかずとも、バルブやピストンにエンジンコンディショナーぶっかけて洗浄したほうが良いと思います。

 

ポート研磨

吸気と排気のポートを240−400−600−800−1000−1500ー2000番の順で、サンドペーパーで根気よく磨いていきました。ウソです。僕は800番のところで断念しました。だって辛すぎるもん。

時間と気持ちに余裕がある人は試してみてはいかがでしょうか。リューターとか持ってたら楽だけどね。僕はリューターは持ってません。

なんちゃってチューニングだけど、気持ち分、効果はあると思います。

 

 

 

 

こんなにガスケットと実際のポートの大きさが違います。大きさを合わせたらマジで効果あるかも。僕はプロの整備士やチューナーではなく、あくまでもプライベーターなので知りませんけどね。ググってみてください。

 

 

 

組み付け

組付けはバラシと逆の手順ではありますが、組付けのときはヘッドのロッカーアームやカムシャフトにオイルを散布したほうが良いかと思います。でないと、エンジンかけるときに摩耗しちゃいますしね。僕は念の為、イグニッションコイルのカプラーを抜いてクランキングをしてオイルを潤滑させました。(燃料ポンプのカプラーやヒューズを抜いた方がいいのかな)

組み付けは、1つ1つ慎重に行ってください。慌てなくていいですよ。素人の僕でもできたのであなたにもきっとできます。

 

バルブクリアランス調整

 

最後にヘッドカバーを取り付ける前に、バルブクリアランスを調整してあげてください。吸気側0.15ミリ、排気側0.30ミリです。

クランクプーリーを回して圧縮上死点を出します。ロッカーアームがフリーになるのを触って確認できます。1番のときは吸気、排気、2番の吸気、3番の排気が調整できます。

4番の圧縮上死点の場合は、4番の吸気と排気、2番の排気、3番の吸気が調整できます。

 

調整のやり方は、ロッカーアームのナットを緩めて、シックネスゲージを間に挟んでマイナスネジを締めたり緩めたりして調整します。シックネスゲージを抜くときに、多少の抵抗がある感じがいいでしょう。

 

調整したら、マイナスドライバーでネジを抑えながらメガネレンチでナットを締めます。全部終わったらヘッドカバーを戻します。

 

 

 

エンジンオイルとクーラントを補充して、エア抜きするのも忘れずに。

 

 

 

お疲れ様でした。

 

これでオイル漏れが止まってくれたらいいな!

 

 

まとめ

僕は以前、同じ車で2回ヘッドガスケットの交換にチャレンジしているのですが、慎重さが足りなくて失敗していたようです。普通なら諦めてプロにお願いするかと思います。しかし、僕は自動車整備のスキルを上げたいので、オイル漏れを止めたくて、ヘッドガスケット交換のスキルを完璧にしたくて今回の挑戦に繋がりました。

 

整備をやる上で挑戦をためらうのは、十分な情報やスキルを持ってないことが多いかと思います。2019年5月現在、プライベートでスバルR2のヘッドガスケット交換を説明してる記事がほとんどありませんでした。

僕は、多少の違いはありますが、エンジン型式の同じヴィヴィオやプレオの記事を調べて情報を集めました。

 

 

スキルは少しずつしか身につきませんが、十分な情報があれば挑戦してみようかなという気になりますよね。この記事が僕とR2(SOHCエンジン)のオーナで、かつヘッドガスケットの交換に挑戦しようとしている人の助けとなりますように。

 

スバルが誇る希少な軽自動車規格の4気筒エンジン。大切に長く乗っていきましょうね。

 

僕のR2はサビが酷くて、死期が近いんですけどね。

 

 

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