冒険

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第27話 裸の決闘

    ジョナスと連絡を取り合ってディナーの約束をしたところだが、オレとゆうやはランチのあと何も食べていない。 すでにランチから8時間経っていて、ふたりとも空腹は極限まで達していた。ちょうどそのとき、ピザのにおいが漂ってきたので、においの元を辿っていくと持ち帰りもできるピザ屋さんを発見した。       ショーウインドウに4、5種類ほどのピザが一切 […]

第26話 発見、新しいティンダーの使い方

    少し仮眠を取ったあと、突然ひらめいた。       そうだ! 出会い系アプリ「ティンダー」で情報を集めよう。ティンダーとは海外で有名な出会い系アプリで、登録すると近い距離にいる女性(設定で同性にも変更可能)のプロフィール写真が出てきて、ひとりひとりを「LIKE」か「NO」で振り分けていく。そして、相手も同じようにランダムで男性のプロフィール […]

第23話 クアラルンプールで一番おいしいもの

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    夜9時頃にマレーシアのクアラルンプールに到着すると、まずは両替所でインドネシアのルピアからマレーシアの通貨リンギットに交換した。それから、宿泊先の近くまで行くバスのチケットを買うためにチケット売り場へ向かう。       列に並ぶと、オレたちの目の前に並んでいる4人グループが英語以外の言語で何やら話しているようだが、なぜか聞き取れる。 そう […]

第22話 ミッションを与えよう

    ビアンカが帰る数日前の午後、オレとゆうやはマルセロに呼び出されてホテルの1階のレストランに座っていた。 マルセロが真剣な面持ちで話し始める。 「ゆうま、ゆうや、お前たち2人に頼みがあるんだ。ビアンカと一緒にマレーシアに行ってくれないか?」       マルセロはオレたちに、バリ島で見つけることができなかったカメラの部品をマレーシアで探して購 […]

第21話 LET IT GO〜ほっとこう〜

    インフィニティプールで子どもといっしょにはしゃいでいるうちに、だんだんと日が暮れてきた。 暗くなる前に帰らなければならない。オレたちは帰り支度を始めるのだが、リッキーが一向にプールから上がろうとしない。       「リッキーもう帰るぞ」 「いやだ、オレはもう少しここに残る」 リッキーは相当インフィニティプールのことが気に入ったらしく、駄々 […]

第20話 インフィニティプール

    マルセロがレストランで合流して、待ちに待ったドリームビーチでのランチが始まった。 それぞれが注文した直後、マルセロが来る前から怪しくなっていた雲行きが、待ってましたとばかりに活動を開始。 小雨が降り始めたと思ったら、あっという間に目の前の綺麗なオーシャンビューを遮るほどの大雨に変わる。       単に大雨が降るだけではなく、強い風も吹き付 […]

第19話 夢のビーチ!?

    この日、ビアンカがブラジルに帰国することが決定した。 ビアンカはブラジルで父親と一緒に仕事をしているらしく、 このバリでもしばしば父と連絡を取っていた。 ビアンカは仕事でブラジルへ戻ることになって、残念ながら ここで離脱してしまう。       面倒見のいい兄マルセロが、バリ島のデンパサール空港までしっかりとビアンカを送り届ける。 朝一、み […]

第17話 思いがけぬ再会!?

    ジョッタと夜のレンボンガン島を2週もツーリングした翌朝、今日も気持ちよく目が覚めた。ジョッタはすでに部屋を出ていて、リッキーもいなくなっている。 ゆうやと一緒に1階のレストランで朝食を食べることにした。       レストランに行くと、ジョッタとリッキーが朝食を取っているところだった。 オレとゆうやも席について注文した。 今日も目の前には、 […]

第16話 ここはどこ??

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    まだ人々で賑わっているバーをあとにして、ジョッタを送り届けるために駐輪場からバイクを出した。ジョッタをバイクの後ろに乗せて、ゆっくりとバイクを走らせた。       バリ島の街中を走るのとは違って、レンボンガン島では十分とは言えない明るさの街灯がちらほらあるだけで、道は薄暗くて草むらから今にも獣が出てきそうな怖さがある。それと同時に、後ろに […]

第15話 小さな一歩

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    カニの驚異からち◯こを守って次にやってきたのは、これまた、ビーチに面したバー。 今のところ、レンボンガン島で行った飲食店はすべてビーチに面したものだった。 島の内陸部には何も無いのかと不安になってしまう。       もし夕方に来たら、このビーチから綺麗なサンセットが見れそうな気がする。 きれいな夕焼けを想像しながらバーに入った。 バーは木 […]

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