ジャンプ

第96話 悶絶しそうなほどのバリマッサージ

    滝ジャンプに大満足した僕とリッキーは、ウブドへ戻るためにシンガラジャをあとにした。   辺りはいつの間にか夕暮れ時となり、暗闇が徐々に空を覆い始めている。 暗くなっての山道は視界が悪くて危険なので、僕たちはペースを上げた。しかし、夕日のわずかな光は山には届かず、視界が悪い。さらに、山では先程まで雨が振っていたらしく、路面が濡れている。状況は最悪だ。   […]

第95話 I CAN FLY〜空も飛べるはず〜

    極寒地獄のような山道を抜けてからはあっという間に目的地まで着いた。   アグン山の時と同じように、ここでも必ずお金を払ってガイドを雇わなければならない規則であった。 リッキーが受付に抗議したのだが、規則は規則なので変えようがない。ただ雇われているだけの受付に言ってもどうこうなるわけでもなく、ここまで来てガイド料のために引き返すわけにもいかないので、結局、ガイド […]